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【1】 「言葉と手の技において並ぶ者なく、弟たちよりも博識であった。かれの精神は炎のように燃えていた」(評論社『シルマリルの物語』p118) 「エルダマールの国、トゥーナ山頂のティリオンの都の王家に、フィンウェの長男で、最もかれに愛された男子が生まれた。クルフィンウェというのがかれの名であるが、母親はかれをフェアノール<火の精>と呼んだ」(同p122) 「まるで身中に密かな火が燃えているかのように、ぐんぐんと大きくなった。かれは背が高く、見目形麗しく、支配する力を持っていた。目は射るように鋭く輝き、髪は黒々としていた。目的とするものがあれば、何であれ、断固として熱心にこれを追及した。助言によってかれの行動を変ええたものは数えるほどであり、力によって変ええたものは皆無である。かれは当時にあっても、あるいはそれ以後も、全ノルドール族中、最もすぐれた洞察力と、最も熟練した技の持ち主とされた」(同p124) このように記されている。 簡単にまとめてみる。 生地: 国―エルダマール 都市―ティリオン 名前: 本名―クルフィンウェ 母の命名―フェアノール フィジカル: 目の色―不明(種族的には灰色?) 髪の色―黒 その他特徴―背が高い、眼光鋭い(目つき悪い?)、美貌 メンタル: 気質―堅忍不抜、半面頑固 特長―博識、雄弁、器用 特質―洞察力(本質を見ぬく力、事物の先を読む力) 一を聞いて十を知る心と、物事を完成させることのできる手を持つ天才といえようか。しかし、従来のやりかたではなく独自の方法によって物事を成し遂げる能力を持つため、技能以外のあらゆる場面でも独自の方法に固執して助言を無視し頑固者となる。 『高慢』を役回りとする聖書のルシファーを思わせるが、それだけに留まらない。続いてその生涯の概要を見る。 |